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【2020年診療報酬改定】調剤薬局で年収UPさせるための薬剤師の条件は?

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調剤薬局を取り巻く環境は2020年〜2025年に向けて大きく変わるといわれています。

 

今後は、かかりつけ薬局の導入が始まることを前提に、採用者側の意識が少しずつ変わってきているようです。

 

今までの調剤薬局の採用では、患者さんへの接遇(せつぐう)や身だしなみ、コミュニケーション能力のある薬剤師が高く評価され高年収でした。

 

かかりつけ薬局が導入された場合、どんな薬剤師が求められるのでしょうか?

 

今回は、2020年から2025年に向けて薬局業界~転職時期・求められる人材・高年収を実現させる条件など詳しく解説します。

2020年から2025年に向けて薬局業界はどう変わっていくのか?

 調剤薬局は、診療報酬によって定められた点数を請求することによって収益を得ています。

 

2020年〜2025年にかけて行われる予定の診療報酬改定では、大幅な医療改造が実施されます。それを受けて調剤薬局も変革を余儀なくされることが予想されています。

 

調剤薬局を単体で見ると国には関係ないと思われがちですが、調剤報酬の財源は国家予算の社会保障費に当たります。国の予算の約3割が社会保障費ですので、医療で国の予算の3割を消費しているのです。

 

医療大改造を余儀なくされている原因は少子高齢化による老人人口の増加です。

 

老人が増えるにつれて比例して患者数が増えます。2025年にはその数が莫大になるため、混乱しないように今から準備しています。

 

大改造のスローガンは・・・医療モデルを1970年代から2025年代へ変えます!!です。

 

具体的に医療モデルの何を新しくするのか?というと、以下の2つについてです。

 

国家予算の3割の社会保障費をこれ以上増やさないで軽減させる
老人人口増加で病院機能では間に合わないため地域包括医療にしていく

国家予算の医療の割合を減らすための対策

医療費を安く上げるためにポイントとなるのは、薬の値段を安くすること診療報酬の点数を下げていくことです。

 

薬の値段を下げるためには、以下の2つによって実現可能といわれています。

 

薬価を下げていく
後発医薬品の普及率をあげる

 

 

薬価を下げていく

薬価改定の度に薬の単価が安くなってきてきます。これにより打撃を受けるのは製薬メーカーです。

 

今までは同じものを高く売れたのに少しずつ価値を低くされているわけですから非常に打撃を受けることが予想され各社戦略を立てています。

 

後発医薬品の普及率をあげる

調剤薬局にお勤めの薬剤師さんは痛いほど耳にしている情報ですね。

 

厚生労働省は、当初2017年度末までに60%以上の普及と言っていましたが、2016年度末に繰り上げられ、2020年度末までに80%以上の普及という話が、とうとう2020年9月に繰り上げられました。

 

※80%の繰上げ時期に関しては2017年6月に発表されました。(参考:厚生労働省ホームページ

医療モデルを1970年代から2025年代に変更

この医療モデルの変更は、数字で簡単に表せられるものではないのでイメージがつかみにくいところでもあります。

 

端的に言うと、いままでは単体でバラバラに存在していた薬局機能を医療包括システムの中に組み込むというものです。

 

なぜ、医療モデルを変えることで調剤薬局に影響がでてくるか?というと、既に病院は機能分化がなされているからです。

 

病院には、機能によって一次医療機関・二次医療機関・三次医療機関があります。医療依存の高い患者さんは、一次医療機関から三次医療機関へ紹介されて高度な医療設備を持つ機関へ搬送される仕組みがあります。

 

しかし、2025年には患者数が莫大になるため病院の区分だけでは十分な医療を行うことができず機能不全を起こすと考えられています。

 

そのため、在宅診療等の地域に根ざした医療環境を整える必要があるのです。

 

患者人口が右肩上がりに増えても病院のベッド数は変わりませんので、これからは病院でなくなる患者さんは減って自宅で亡くなる時代を迎えるでしょう。

 

今のところ薬局には機能分化が全くないのが現状です。そのため、「かかりつけ薬局」「かかりつけ薬剤師」「サポート薬局」なる新しい制度を導入して薬局機能分化を図ろうとしています。

 

バラバラに点在する薬局機能をなくして、地域の包括医療に貢献できる薬局を残し分化を進めようとしています。

 高年収提示してくれる調剤薬局の特徴は? 

2025年までに新しい医療モデルが構築されるわけですが、薬剤師が知りたいのは「いつ転職するのが有利なの?」ということだと思います。

 

2025年の薬剤師転職市場が実際のどうなっているかまでは分かりませんが、薬局が改革を迫られる度に会社は社員を締め上げるでしょう。

 

その影響で、2025年は薬剤師の転職希望者が転職サイトに殺到する可能性があります。

 

医療モデルが変わってから慌てて転職すると当然競争率が高くなるので、よい条件での転職や高給提示が他に人に取られる可能性があるでしょう。

 

一番適切なのは、今のうちから転職活動を行って、よい条件の環境に移ることです。

 

国が打ち立てている薬局機能の分化によって、全国の薬局は二極化するのではないかと言われています。

 

・かかりつけ薬局機能を持つ、地域包括医療の薬局 → 高度な機能を持つ薬局

・かかりつけでない一般薬局 → 外来患者さんの利便性を重視した薬局

かかりつけ薬局の今後

薬局の二極化により、かかりつけ薬局が国から評価を得て(診療報酬上、1枚の処方箋単価が上がります)、かかりつけ薬局を多く運営できる会社が収益を上げるでしょう。

 

また、必要とされている機能は、薬局のICT(情報通信技術)化です。地域の包括医療に薬局が加わるためには、地域医療情報連携ネットワークにアクセスできないといけません。

 

薬局にいながらアクセスして、病院のカルテを見たり検査データを閲覧できるネットワークシステムです。

 

今後、会社の収益があがり、薬剤師も年収UPされると予想できる調剤薬局の条件としては以下が挙げられるでしょう。

 

機械化できる → ICT化を導入している又は導入予定の薬局
高度な設備を導入できる → 無菌室・麻薬や機材の完備
時代に添った経営をしている → かかりつけ薬局の認可を受けている薬局
地域の薬剤師会と連携している
在宅医療を行っている又は行える設備が整っている

 

※電子お薬手帳や電子処方箋の普及もこのICT化に対応するための最初の一歩です。ICT化で地域医療情報連携ネットワークが整備されるとアクセス権のある医療関係機関は共有情報を見ることができます。

従来のかかりつけでない一般薬局の今後

一方、かかりつけ薬局にならない薬局は全て淘汰されるの?と思うかもしれませんが、それはありえないでしょう。

 

理由は、全ての患者さんが高度な医療に依存しているわけではないからです。

 

例えば、高血圧の薬を服用しているだけの患者さんは定期的な受診が必要ですが、元気に歩いて薬局にいけますので家から近い薬局を選ぶでしょう。

 

これは従来からあるタイプの薬局で、患者さんにとって早くて近い利便性の高い薬局機能を持っています。

 

しかし今後このような従来タイプの薬局は、診療報酬改定の度に1枚の処方箋単価が低くなっていくのではないか?と言われています。

 

生き残れるかどうか?のみを考えると、残ると思いますが、今まで以上の量の処方箋をさばかないと薬局収益が出ないので、安定した高給提示は厳しくなるかと思われます。

どんな薬剤師なら高年収or年収UPできる?

2025年に向けた医療大改造により、薬局が大きく分けると二極化します。高度な医療を提供できる薬局従来スタイルの薬局です。

 

薬剤師は、今までであれば大量の処方箋をさばくことが出来て患者さんへの対応がよければ高年収が提示されました。町の薬局はサービス業に近いイメージが患者さん側にあったからです。

 

今後、どのような薬剤師が高給提示されるか?については薬局機能によって異なってくるでしょう。

かかりつけ薬局などの高度な医療提供薬局へ転職したい薬剤師の場合

処方箋をさばくスタイルから → かかりつけ薬剤師として必要な薬学知識
お薬を渡すだけのスタイルから → 認定薬剤師などの専門知識
アナログから → ICT化(地域医療情報連携)などの最先端のITを使いこなせる技術
外来調剤から → 無菌調剤などの技術

 

これらを難なくこなせるような薬剤師は、経営者側からは非常に重宝されると思います。

 

750万辺りは提示されるのでは?と言われています。(※地域や会社差はあります)

従来の薬局スタイルへ転職したい薬剤師の場合

大量の処方箋を正確に早く調剤できる
患者さんに対する接遇がきちんとしている
清潔感がある
忙しいときもやわらかいコミュニケーションが取れる

 

従来通りの薬局では、従来通りのニーズを満たせば会社側から高給提示されるでしょう。

 

しかし、短期的にはいいですが時代の変化と共に会社が薬剤師に期待することも変化してきます。

 

そのため、以下のことを薬剤師自身が積極的に取り入れていくよいでしょう。

 

認定薬剤師資格の取得
その他専門薬剤師資格の取得
電子薬歴や電子処方箋等の電子化に対応できるようにしておく

調剤薬局へ転職検討中の薬剤師におすすめの転職サイト

薬キャリ

薬キャリは、SONYグループのm3.comのグループ会社です。

 

薬キャリでは、薬キャリエージェント(薬剤師の転職サイトの運営)や薬キャリPlus(薬剤師のキャリアや生活スタイルに関する無料情報発信)を行っています。

 

特徴は、m3エムスリーキャリアのブランド力による信頼度に加え、m3.comと提携している転職エージェント会社(例えば、ファルマスタッフ、メディウェル、クラシスなど約20社ほど)の求人情報も一括で検索できるシステムを導入していることが挙げられます。

 

こんな方はおすすめ

・多くの求人情報から自分の希望に合った転職先を選びたい薬剤師

・年収アップが目的の薬剤師

 

※特に高級提示希望する薬剤師は今すぐ登録しても損はないです。

 

▼薬キャリの公式サイト・詳細情報はこちら

ファルマスタッフ

ファルマスタッフは、薬剤師業界初の人材派遣・紹介会社として2000年からある会社です。

 

設立当初は日本調剤ファルマスタッフという社名でしたが、社名変更して今は「ファルマスタッフ」です。

 

特徴は、設立当初から大手調剤薬局の日本調剤グループを母体とした薬剤師派遣と転職を支援してきた会社ですので業界とのパイプを強くもっています。

 

また、薬剤師専任のコンサルタントが全国に約100名ほど在籍しているため手厚い転職サポートを行っています。

 

こんな方はおすすめ

・日本調剤グループへの転職を特に希望している薬剤師

・紹介派遣から正社員雇用を希望している薬剤師

 

※日本調剤は国内ではトップクラスの大手調剤薬局です。47都道府県に出店しており、数は500店舗以上です。資本力もあり東証1部に上場しています。調剤システムが全国統一されているので、家族の転勤にも困ることはありません。ちなみにかかりつけ薬局に関してもかなり積極的です。

 

▼ファルマスタッフの公式サイト・詳細情報はこちら

まとめ

高給提示してくれる調剤薬局に、新医療モデルの「かかりつけ薬局」を導入している薬局も増えてきくるでしょう!
年収upを希望する薬剤師は、提案された高給案件の中からなるべく資本力のある調剤薬局から選ぶようにしましょう!
新医療モデルの薬局で勤務したいか?従来通りの薬局で勤務したいか?ある程度決めておきましょう!
転職活動を行う時は、各転職サイトの特徴を把握しておきましょう!

 

 2025年に向けて国は高度な医療に対応できる薬局を作ろうとしています。

 

そのため、医療依存の高い患者さんに対応できる薬剤師に対して高給提示される可能性が高くなると考えられます。

 

調剤薬局へ転職する場合、これからの新医療モデルに即した薬局を選択するか?従来タイプの薬局を選択するか?どちらで働きたいかをまず選ぶ時代を迎えるでしょう!

 

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