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東証一部に上場してる調剤薬局にも転職できる?一般的な調剤薬局との違い

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東証一部の大手調剤薬局の情報は普段の生活の中で頻繁に目にします。テレビのコマーシャルを始め、薬剤師であれば専門情報誌で常に目にします。

 

東証一部に上場している調剤薬局は一般的な薬局と何が異なるのでしょうか?

 

今回は、東証一部の概念や転職先に迷った時の解決方法についてお話しします。

 

東証一部に上場している調剤薬局に転職するメリット・デメリット

東証一部に上場している調剤薬局への転職にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。今回は、従業員の立場から見ていきましょう。

メリットについて

その1:会社の社会的な信用

上場するためには非常に高い基準を満たさないといけません。そのため、東証一部に上場していることは社会的な信用に繋がります。

 

その2:人が集まってくる

新卒者だけでなく転職希望者からも人気となるため、就職したいと希望する人が全国から集まってきます。

 

その3:銀行などからの融資を受けやすい

金融機関に対する信用力が非常に高いのが特徴的です。これは、会社だけでなく従業員にも及びます。所属している会社の社会的な信用が高いと、住宅ローンやクレジットも組みやすいのです。

デメリットについて

その1:業績重視=自由度が低い

株式公開しているということは、投資家に株を購入してもらっているということです。

 

多くの投資家は株式売却利益(キャピタルゲイン)を得ることが目的です。そのため、短期的な株価の上昇が見込める方針を好みます。

 

基本的に会社の経営方針の意思決定は会社役員にあります。しかし株主から経営に口を出されるため自由度は制限されます。

 

その2:M&Aの可能性が高くなる

株式公開されて誰でもが売買できるという状況は、資金が集められるメリットの一方で会社側にとっては危険性も併せ持っています。

 

他の会社に半分以上株式を購入されてしまったら?・・・などM&Aの標的にもなりやすいです。

 

ポイント

東証一部に上場している会社にはメリット、デメリットの両方がある!
メリットは社会的な信用度が抜群
デメリットは業績重視・情報公開の義務があるため厳しい

日本の調剤薬局で東証一部上場している調剤薬局

東証一部とは?

東証とは東京証券取引所の略で、東京証券取引所には一部と二部、そしてベンチャー企業のマザーズやジャスダックがあります。

 

一部に上場するためには、非常に厳しい審査を通過しないといけません。その為、名実共に優良な大企業が上場することになります。

 

ちなみに、東証一部上場企業は日本にある全ての会社のどのくらいの割合か?というと、約2,000社です。(参考:日本取引所グループ 上場会社数

 

日本全体では400万社あります。割合で言うと、0.05パーセントです。東証一部の上場企業は、1万社の内たった5社しかないのです!

 

では、一部上場するためにはどのような基準があるのでしょうか?証券取引所が審査を行うわけですが、大きく2つ審査項目があると言われています。

 

1つは、「形式基準」。もう1つは「実質基準」です。(参考:日本取引所グループHP 一部指定・指定替え・市場変更基準

一部上場するための基準:形式基準

形式基準とは、会社の規模・利益水準・株主数などです。

 

会社の規模=時価総額

会社の規模を判断するための基準には、時価総額が用いられます。株価に上場時の発行済株式総数を掛けて算出します。東証一部では500億円が必要とされています。

 

利益

経常利益又は税引前利益のどちらかで、原則最初の1年間で1億円、最近1年間で4億円の利益水準が求められています。

 

株主数

株主数は、2,200人以上とされています。

 

その他には、最近5年間の有価証券報告書等に「虚偽記載」なし、最近5年間「無限定適正」又は「除外事項を付した限定付適正」が求められます。

一部上場するための基準:実質基準

実質基準には、主に4つの項目があります。

 

企業の継続性及び収益性
企業経営の健全性
企業のコーポレートガバナンス及び内部管理体制の有効性
企業内容等の開示の適正性

コーポレートガバナンスとは?

基本的に株式会社は株主が実質的支配者となります。実質的支配者の代理人が経営者です。株主や従業員、その他のステークホルダー(利害関係者)の利害を反映した行動を代理人である経営者や役員が業務遂行するように方向付けていくことを意味します。意思決定は経営者側にありますが、ステークホルダー側と相互にチェックを行い経営が独占的支配とならないようにしているのです。

株やファンド投資を行っている人も多いかと思いますが、口座を開くときに上場一部等の役員等の有無を尋ねられるのは このためなんですね!

上場一部の調剤薬局は?

東証1部 小売業:日本調剤
東証1部 小売業:クオール
東証1部 小売業:アイーンファーマシーズ
東証1部 小売業:総合メディカル
東証1部 小売業:メディカルシステムネットワーク
東証1部 サービス業:トーカイ

 

そして

 

東証JQS 小売業:アイセイ薬局
東証JQS 小売業:ファーマライズHD
東証JQS 小売業:トータルメディカルサービス
東証JQS 小売業:メディカル一光

 

があります。大手調剤薬局グループの名だたる面々ですね。しかし、他にも有名な会社はありますよね。クラフトやファーコスは、調剤薬局売上ランキングの常連ですが上場しておらず非上場会社となります。

東証一部の調剤薬局とそうでない調剤薬局の違いは?

調剤薬局の場合、新規店舗の出店と設備投資にお金がかかります。利益を生むには、店舗数を増やすこと、そして業務を効率化するために機械を導入しなければいけません。

 

そのためには軍資金が必要となります。軍資金をどのように調達するか?が東証一部の調剤薬局とそうでない調剤薬局とでは異なります。

 

 

東証一部の会社は株式公開しているため世界中の投資家から資金を集めることができます。

 

資本が増えていくとそれに見合った業績を得られるため、会社はどんどん大きくなっていきます(もちろん、成果を出せなかった場合は投資家が離れていきます)。

 

 

一方、上場していない会社の場合は会社を運営していくために必要なお金を自己資金や売上、そして銀行融資でまかないます。

 

上場するかしないか?は経営者の考え方や方針によります。全ての大企業が東証一部に上場しているわけではありません。

 

あえて、上場しないという選択をしている会社も世の中には多く存在します。株式を発行すると会社の経営に投資家から口を出されますし、また買収リスクも避けられないからです。

 

 

他業界で分かりやすい例を挙げてみます。

 

建築大手の竹中工務店、運送業の佐川急便、お菓子メーカーのロッテ、新聞社の朝日新聞などが上場していない大手企業として有名です。

 

ポイント

東証一部への上場・非上場は、経営者の考え方による
大企業であってもあえて上場を選択しない会社もある
東証一部に上場している調剤薬局とそうでない薬局は資金調達方法が根本的に異なる

転職活動で転職先に迷った時の解決方法

転職活動を行っていると、さまざまなカラーの調剤薬局があることに気が付きます。転職者の多くは、お給料がよくて・人間関係がよくて・激務でない、「居心地のよい環境」を求めているものです。

 

しかし、いざ転職して仕事を始めてみたらイメージと全く違う「居心地の悪い環境」を選んで失敗してしまうことがあります。

 

そこで、自分にとって「居心地のよい環境」とは何か?をある程度、明確にしたほうが転職は成功するでしょう!

上場している調剤薬局を選ぶ場合

社会的信用のある会社でバリバリ働きたい
最先端の技術を学びたい
資本力のある会社で働きたい
社内規則やマニュアルが徹底している環境で働きたい
これからマイホームを購入したい

などです。

 

社内の従業員の士気も高く、売上目標等も設定されているので遣り甲斐を感じるでしょう!また、ポジションに応じて賃金形態もしっかりしたものが存在するので組織に透明感があります。

 

また、これから住宅ローンを組みたい人にもおススメです!住宅ローンには審査があります。会社の規模・年収・勤続年数などが審査項目となります。

 

人生の中でも住宅は非常に高い買い物です。住宅ローンを組む際の銀行や金利、節税という側面からも有利となることは間違いないでしょう。

非上場の調剤薬局を選ぶ場合

上場している会社が享受できるメリットにあまり意味を見出せない
業績志向の強い環境は苦手
薬剤師一人一人の意見を大切にしてほしい
規則に縛られるのは苦手

などです。

 

このような場合は、あえて上場会社へ転職を選択しなくていいかと思います。

 

しかし、転職後に経営者の経営方針と自分の働き方に大きなギャップが生じないか?を確かめましょう。

 

中長期的な戦略を重んじ従業員のアイディアを採用するなどの社風を持つところもあれば、ワンマン体質の経営者もいます。

 

このあたりは、転職活動の面接だけでは絶対に分かりません!!

 

そこで、転職先に迷った時の解決方法として

 

会社の経営方針など細かいところは面接時に直接聞くのは避けましょう
転職先に迷った場合は、コンサルトさんを通して情報収集しましょう
自分にとって「居心地のよい環境」とは何か?を再確認しましょう
自分の優先順位をコンサルタントさんに伝え、アドバイスをもらいましょう

をオススメします。

おススメの転職サイト

東証一部に上場している調剤薬局、又は非上場でも大きな調剤薬局へ転職を希望する際には、転職サイトも大手を選びましょう!

 

特に大手の転職サイトは過去の実績やコンプライアンスの面で、東証一部に上場している調剤薬局からの信頼が厚いです!

 

特に「薬キャリ」は、M3(エムスリー)キャリアという東証一部上場の会社が運営している転職サイトなのでオススメです!

 

「私なんかで東証一部の会社に入れるのかな?」

「経歴がよくないから自信がないな・・・」

 

そんな薬剤師さんでも、求人情報を紹介されたらチャンスですよね!

 

その為にも、大手の調剤薬局からの求人情報が集まる「薬キャリ」への登録をオススメします。

 

大きな会社への転職にチャレンジするには大手転職サイトへの登録が近道

調剤薬局への転職活動をする際にまずコンサルトさんから聞かれるのが、会社の規模です。ざっくりと大手を希望するか?中小を希望するか?です。

 

会社の規模に対して特別な希望がない場合は、求人内容や雇用条件にどのくらいの差があるのかを比較してみるとよいでしょう。

 

また、転職は需要と供給ですので東証一部の求人があったらチャンスです!東証一部の新卒枠は多いですが、中途採用の場合は店舗拡大でもない限り少ないのが実情です。

 

薬キャリ」などの大手転職サイトを活用して、大手の調剤薬局への転職にトライしましょう!

 

ポイント

東証一部の会社は日本全体の0.05パーセント!
東証一部に上場できるのは上場条件をクリアできた会社のみ!
大手の調剤薬局でも経営方針から非上場を選択する場合がある。
転職活動をする際には優先順位を決めてから臨むと成功しやすい。
東証一部や大手調剤薬局への転職へは大手転職サイトの利用が近道!

 

薬キャリの公式サイトはこちら

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