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薬剤師の転職って大変!?転職体験談(成功・失敗)まとめ

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はじめに 薬剤師の転職について

薬剤師の皆さん、こんにちは。

皆さんは、今お勤めの職場は何社目でしょうか?また、「近々、転職を考えている…」というかたはどれだけいらっしゃるでしょうか。薬剤師に関わらず、日本の雇用体制特徴の一つであった「終身雇用」の制度が廃れ始めてからというもの、国内の転職者の数はどんどん増えてきており、社会人男性の生涯の平均転職回数は3~4回ほどにもなると言われています。

 

 

転職回数が多いということは、新しい経験が増えるとも言えます。特に海外では、そんな思いから転職の平均回数が高いようです(アメリカでは、生涯の平均転職回数は約6回!)。ですが、そんな希望と同時に同じぐらい…いえ、希望よりも更に大きな不安を抱えながら転職活動をされている方は、とても多いのではないでしょうか。

 

 

 何故なら転職はときに【失敗する】ケースもあるからです。そして、成功するか失敗するかは事前のリサーチと慎重な考察、そして何よりも多くの転職体験を知ることに関わってきます。つまり、多くの転職体験事例を知っておくことが大切ということですね。

 そこで今回は、薬剤師の方々向けに、【薬剤師の転職体験事例】を成功談、失敗談織り交ぜてお話していきたいと思います。現在転職をご検討中の方は、後悔しない転職活動をして頂けますよう、是非ご参考にしてください。

薬剤師の転職で、成功した事例  

 まずは、薬剤師の方の転職体験で、成功した事例から見ていきたいと思います。

成功した事例1 調剤薬局に初めて転職したAさんのケース

最初にご紹介する事例は、30代女性薬剤師の方Aさんの転職のケースです。Aさんははじめ、製薬メーカー開発に携わっており、その後一度転職し、漢方相談薬局チェーン店の勤務を数年経験した後、初めての調剤薬局への転職でした。

 

 

調剤薬局への転職の動機は、これまでの職場が激務で体調を崩し気味だったということや、親の介護のためにも、家から近い場所で働きたいと考えたからです。持ち前の頑張りで、Aさんは希望通りに電車で数駅の調剤薬局に転職することは出来たのですが、調剤業務は初めてのため、不安も大きくありました。

 

 

実際勤務を開始すると、不安よりも「転職して良かった」という気持ちがAさんの中で多く締めるようになりました。なぜなら、転職した調剤薬局は駅近くで医療ビルも周囲にいくつかあるため、処方枚数が多く、かねてから関心のあった透析病院の処方も多くくるため、とても勉強になったのです。在宅業務やクリーンベンチでの混注業務も行なっているので、いろいろな経験もできることもAさんにとって大きなメリットでした。かつ、漢方の処方もあるのでこれまでの経験もしっかり活かせることができたのです。

 

 

また、一緒に働く薬剤師や医療事務のスタッフの人数も多く、かつみんないい人ばかりなので、職場でのコミュニケーションもストレスなく楽しめているようです。薬局の設備も、機材の種類は多く電子化されていて、監査システムなどもしっかりしており快適に業務を行えました。

 

 

「遅番の忙しいときは薬歴が終わらず残業になることはわるものの、それ以外については、休みもしっかり取れますし、家が近いので、あまり苦にはならないですね。楽しく充実した勤務を行なえています」と笑顔でAさんは答えてくれました。

 

 

調剤薬局に転職したAさんの成功のポイントは?

今回のAさんの転職は、なぜうまく行ったのでしょうか?考えられる成功ポイントで主なものを挙げてみたいと思います。

 

 

#1 優先すべき条件(=親の介護と両立できること)が明確になっていたこと。

#2 調剤薬局は初めてだが、これまでの経験をできるだけ活かせる職場(漢方や接客など)を選んだこと。

#3 人間関係のストレスが少ない職場を選べたこと。

 

 

#1でいうと、家から近く、休みもしっかりとれる職場を選んだというのも大切なポイントと言えるでしょうね。それに、Aさんはもともと向上心もあったので、いろいろな経験ができる環境も向いていたのでしょう。その情熱を充分に維持・持続していけるために#2、#3の要素も大切だったと思われます。

成功した事例2 調剤薬局から病院薬剤師へ転職したBさんのケース

続いては40代女性のBさんのケースをご紹介します。Bさんは調剤薬局で8年くらい働いた後、家庭の事情で社員からパートにしてもらいました。その後家庭の状況も一段落したので、勤務日数を増やしたいと考えたBさんは、思い切って転職活動を開始しました。Bさんは家事との両立を考えて、自宅から歩いても通える病院を見つけました。

 

 

Bさんは病院経験はありませんでしたので若干の不安はあったものの、割と新しい病院のせいか、お局様のような人はおらず、薬剤部は和やかな雰囲気でした。もちろん病院薬剤師ならではの、Bさんにとっての未経験の作業も少なくなく、なかなか覚えられず間違えそうになることもありますが、周囲の先輩スタッフが丁寧に教えてくれるようです。毎日の仕事は忙しいですが、「有能な先輩メンバーに助けられて、毎日の業務はスムーズにこなせています」と笑顔で話してくれました。

 

 

病院薬剤師に転職したBさんの成功のポイントは?

Bさんの転職のうまく行ったポイントはどこにあるのでしょうか?Aさんのとき同様、考えられる主なものを挙げてみましょう。

 

#1 勤務形態について、自分に合ったペースを考えてを選択できていること

#2 人間関係に恵まれた、仕事がしやすい環境であったこと

 

#2の人間関係については、Aさんも同様のポイントが挙げられていましたね。薬剤師や転職に限らず、職場の人間関係は働きやすさの重要なポイントです。また、「家庭の事情やプライベートと両立できる働き方」を考え勤務形態を選択していることも、Bさんが長く続けられる環境を創出できている大きなポイントになっているでしょう。

薬剤師の転職で、失敗した事例  

 続いて、今度は薬剤師の方の転職体験で、失敗した事例も見てみましょう。

失敗した事例1 大手調剤薬局チェーンから中小薬局に転職したCさんのケース

Cさんは30代女性で、これまで様々な調剤薬局で、アルバイト、パート、社員と経験してきました。これまで勤務していた調剤薬局はクリニック閉鎖に伴い、大手調剤薬局チェーンに吸収されました。その際にCさんにも年収の提示があり、条件も良くなっていたので、その会社に就職することになりました。

 

 

はじめはスタッフの多い店舗での勤務だったのですが、その後小さい店舗に異動になり、そこでは一人薬剤師や、近くの店舗のヘルプなどに行かなければならなかったり、と若干慌ただしい勤務スタイルとなっていったのです。

 

 

そのような時に、以前アルバイトのときにお世話になっていた漢方メインの薬局の方に「うちの薬局に来ませんか」と声をかけられて、Cさんはほぼ2つ返事で承諾し、転職することになりました。

 

 

新しい職場では、Cさんは新店舗の立ち上げや管理薬剤師も任されたりと、いくつもの貴重な経験を積み上げることが出来ました。…ですが、それまで勤めていた大手調剤薬局と比べると、小規模の薬局は勤務条件や危機管理などルーズな点・出来ていない点が多くあり、Cさんはとても気になりました。それらを上司に問題提起をしてみたのですが「今はそこはそんなに重要ではないよ。それに、今までは大丈夫だったから」と、なかなか請け負ってくれません。

 

 

「前職の大手調剤薬局での規則や教育制度がどれだけしっかりしていたのか、今になってわかりました」と、当時のCさんは話しています。新しい職場のルーズさに段々と耐えられなくなってきたと言うのです。──結局、Cさんは、「やっぱりキチンとルールがある大手チェーンの方が自分に合っている」と想い、また転職することにしました。

 

 

Cさんはなぜ転職選びを失敗してしまったのでしょう?

 

#1 吸収合併や異動の際、実際の勤務内容はどうなるのかあまり重視せず、年収だけで選んでしまったこと。

#2 会社の方針や内情を深く考えずに流されるまま転職してしまったこと。

 

 

#1、#2を並べてみるとよく解るかと思いますが、今回のケースにおいてCさんは表面上の条件であったり、その場の流れのみで転職選びをしてしまっています。更には、調剤薬局やドラッグストアは、吸収合併の動きが活発なため、経営方針や雰囲気がガラッと変わってしまうケースも多くあるのです。

「ただ転職すればいい」というわけではなく、「自分がどのように働きたいのか」を明確にしてから転職することが大切であり、Cさんは残念ながら、その準備が出来ていなかったようです。

失敗した事例2 引っ越し先で調剤薬局に転職したDさんのケース

次にご紹介しますのは、30代後半女性で、結婚を期に、他県へ引越しすることになったDさんのケースです。Dさんは調剤薬局から調剤薬局へ転職することになりました。

新しい職場の管理薬剤師は若い男性でした。あまりリーダーシップがあるほうではなく、Dさんの印象としては「頼りない」の一言でした。また、チームの問題改善を進めていく際のチームワークも弱いといった課題もありました。給与にはそれなりに良かったのですが、チームでの仕事がスムーズに進まないため残業も常に多く、更には離職者が多く人出不足は恒久的に続きました。Dさんはその後妊娠したのですが中々辞めさせてもらえず、産休を理由にやっと解放されたのですが、そのときには気力、体力ともに消耗してぐったりの状態でした…

 

 

Dさんはなぜ転職選びを失敗してしまったのでしょう?

 

#1 通いやすい場所、給与面を重視して転職先を選んだこと(それ以外の選択条件を強く持たなかった)。

#2 キャリアコンサルタントと、採用担当の薬局のエリアマネージャーの人柄に安心し、ほぼ即決で決めたこと。

#3 実際の職場の雰囲気も「当然いいはず」と思い込んでしまい、職場の事前確認などが出来ていなかった。

 

 

調剤薬局への転職をお考えの場合は、事前に目当ての薬局を必ず確認しておく(見学や、実習のお願いなども含め)ことをお勧めします。どうしても合わない人や雰囲気というのはだれでもいるものですので、事前にそのリスクを排除するための行動はきちんとしておくと良いでしょう。

失敗した事例3 病院勤務から漢方薬局へ転職したEさんのケース

続いて、20代女性で大学病院に勤務し、チーム医療や病棟業務でも活躍していたEさんのケースをご紹介いたします。

Eさんはバリバリと仕事をこなすタイプだったのですが、あるときから人間関係に悩みはじめ、ストレスで体調を崩すようになりました。それをきっかけに、健康管理や予防医学について学びたいと、Eさんは漢方薬局に転職することにしたのです。

以前の職場と比較して給与は下がりましたが、新店舗に配属されたEさんはやる気に満ちていました。

しかし、その店舗の客層として、漢方への相談はかなり少なく、逆に美容系に力を入れている店舗であったため、営業時間の大半を化粧品の販売に費やすことになったのです。「自分は今薬剤師として経験を詰めているのだろうか…?これでは、美容部員じゃないか…」と本来やりたいこととのズレに悩み続け、結局Eさんは半年経たずに退職することになりました。

 

 

Eさんはなぜ転職選びを失敗してしまったのでしょう?

 

#1 条件よりも「学びたい」という思いを重視して転職したのだが、そのための情報収集を殆どしていなかった。

#2 漢方薬局の募集は元々少ないということもあって、会社の知名度だけで決めてしまった。

 

 

今回のケースでは、新しい勤務先について「どんな企業なのか?」「職場環境はどうか?」といった情報収集が不十分であったこと、更に企業の理念やコンセプトが自分の求めるものとズレていたことに気付けなかったことがポイントと言えるでしょう。

まとめ 転職に失敗しないためには、どんな活動をしていけば良い?

 …如何でしたでしょうか?転職について2つの成功事例と、3つの失敗事例を紹介させていただきました。これらの事例全体を見ていくと、「転職に失敗しないために大切なこと」として、以下3つのことが言えるのではないでしょうか。

転職に失敗しないために大切なこと【その1】情報収集ををしっかりと!

転職に失敗した事例における共通の原因でまず挙げられるのは、「確認や情報の不足」でしょう。特に前職からの課題や不満が大きいと、その点の解決のみに視点が行ってしまうケースが多いようです。

転職活動の際は、転職先の会社が「どんな企業なのか?」であったり、「その職場では、どんな仕事ができるのか?どんな経験ができるのか?」、「どんな人が働いているのか?」といった点もしっかり見ていくことが何より大切です。そしてその際は、人の意見や評判だけで判断せず、「自分の目で確かめる」ことも意識していくと良いでしょう。

転職に失敗しないために大切なこと【その2】 薬剤師として自身の「どうありたいか」を明確に!

続いて、失敗事例で共通していた恬として、「焦って探していた」「現状に大きなフラストレーションがあった」ということで、目先の情報に惑わされ、「本来の目標を見失っていた」ということも挙げられます。

 

 

薬剤師として、自身の「どうありたいか」「将来どんな状態にいれると良いか」を見つめ直し、かつ明確にした上での転職でないと、ちょっとした不満や苦労に耐えられず、転職を繰り返してしまう可能性があるのです。

転職に失敗しないために大切なこと【その3】「キャリアコンサルタント」など転職の専門家を活用する

上に紹介しました、その1、その2が大切とわかっていても、なかなか転職活動中は忙しいもの。いつの時代でも、自分1人で転職するのは大変です。

そのようなときに、活用すると良いのが、「キャリアコンサルタント」などの転職の専門家です。キャリアコンサルタントとは、就職を希望する人に対して、さまざまな相談支援を行う専門職の方です(キャリア・カウンセラー、キャリア・アドバイザーとも呼ばれることもあります)。薬剤師のキャリアコンサルタントの方にサポートしてもらえた場合、転職の際の「情報収集」や「自身の成長イメージとのすり合わせ」など、1人で行うよりも圧倒的にスムーズに行うことが出来るでしょう。

 

 

現在いくつかの薬剤師向け転職サイトでは、登録するとキャリアコンサルタントからのアドバイスも受けられるようになっています。代表的な転職サイトについて、併せてご案内します。

 

 

大手転職サイトを活用しよう 「リクナビ薬剤師」と「薬キャリ」

 

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まずご案内しますのが、「リクナビ薬剤師」と「薬キャリ」。どちらも薬剤師向け転職サイトとしては国内最大手のサービスで、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

 

 

リクナビ薬剤師」は、就職活動中に恐らくほとんどの学生が使ったであろう就活情報サイト“リクナビ”を運営している会社リクルートが運営している薬剤師転職サイトです。「薬キャリ」の方は、ソニーグループの会社のエムスリーグループが運営しており、薬剤師の登録数が国内トップクラスという転職サイトです。

 

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「リクナビ薬剤師」と「薬キャリ」、どちらに対しても言えるのが、まず運営会社が国内トップ3に入るくらいの薬剤師向けの大手人材紹介会社であることです。求人数が常に安定してあるので、転職活動をされている方は求人情報を複数入手しやすいことから比較検討がしやすく、更には各サービス専属のキャリアアドバイザーも事例・経験を多く積んだ方が多いようです。

 

 

転職の際は複数の候補から条件、業務内容について最適なものを選んでいくことが重要だということを前に述べましたが、「リクナビ薬剤師」、「薬キャリ」のような大手転職サイトはその情報の多さからとても有用と言えるでしょう。

 

 

リクナビ薬剤師の公式ページはこちら

 

薬キャリの公式ページはこちら

 

 

キャリアアドバイザーに転職候補を探してもらえる転職サイト「ファーマキャリア」

 

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もうひとつのオススメ転職サイトは、「ファーマキャリア」。こちらの転職サイトはちょっとユニークで、キャリアアドバイザーに転職先候補まで探してきてもらえるという、コンサル職の強いサービスを提供しています。

 

 

 ファーマキャリアでは、薬剤師の方へのサポートが疎かにならないように、キャリアアドバイザー一人あたりのお客様の人数を制限し、薬剤師の方ひとりひとりにしっかりとアドバイスできるようにしています。他の転職サイトでありがちな、「あり合わせの求人紹介」は一切行わず、キャリアアドバイザーが個別に交渉を行い、薬剤師の方々それぞれの希望に合った求人を紹介してくれます。また、「ファーマキャリアのキャリアアドバイザーの品質はとても高い」という評判も多く、実際にアドバイスするキャリアアドバイザーは薬剤師向けの転職支援会社で経験豊富な人のみで構成されています。

 

 

 多くの薬剤師の方は転職時に複数の転職サイトに登録されていますので、もしこちらをご覧になられている方で「現在まさに転職活動中!」といった方は、上記の転職サイトにそれぞれ登録して、自分に合ったサービスか、キャリアアドバイザーに出会えるか、などの観点で利用を見ていくと良いかもしれませんね。

 

 

 

 以上、薬剤師の転職について成功体験・失敗体験を含めて紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。現在転職をお考えの薬剤師の方で、この記事が少しでも活動のお役に立てられることを、心からお祈りしております。

 

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