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薬剤師の転職活動の参考に! 調剤薬局とドラッグストアの仕事内容を徹底比較!

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薬剤師の皆さん、こんにちは。

 

他の業種と比べて、「転職先が多い」と言われる薬剤師業界ですが、いざ転職活動をするとなると、それでもやはり悩みごとやストレスを感じることは様々出てくるものです。現在転職活動中の薬剤師の方でも、「他の薬剤師の人たちは、どうやって転職活動をされているんだろう?」と思われることもあるでしょう。

 

 

そこで、今回は薬剤師の方の実際の転職活動の様子を追いながら、転職先として良く挙げられる調剤薬局とドラッグストアのそれぞれの仕事内容のメリット・デメリットについてお話していきたいと思います!

現在病院勤務、更なる高収入を希望しての転職活動を始めた薬剤師・Yさん

今回ご紹介しますのは、現在29歳、愛知県ご住まいの病院勤務、Yさん(既婚)のケースです。

 

Yさんはこれまで総合病院の薬剤師として勤務しておりましたが、やりがいを感じる反面給料が安いということ、更には当直や夜勤の多さから若いうちはともかく今後30代、40代になったとき大変になるだろうということで、調剤薬局もしくはドラッグストアへの業務に切り替えようと、転職活動を開始しました。

参考:薬剤師の病院勤務について

薬剤師の病院勤務は、高度でプロフェッショナルな知識が必要とされるとてもやりがいがある仕事です。ですが、その反面平均的に給料はそれほど高くなく、調剤薬局やドラッグストアと比べて年収が低くなる、というケースも多いようです。

 

 

また、休みが少なく、当直や夜勤のある病院も多く、Yさんが指摘されているように「体力的にきつい」勤務になりがちです。そのため、体力のある若いうちに病院勤務でスキルと経験を積み、その後調剤薬局やドラッグストアに転職される、という薬剤師の方も多くなっています。

調剤薬局での勤務内容と、メリット・デメリット

Yさんはまず地元の調剤薬局への転職を検討し、活動を開始しました。

そこでまず驚いたのは、調剤薬局の求人数の多さ!とてもたくさんの調剤薬局が、薬剤師の求人を出していたのです。

 

 

調剤薬局はその数の多さから、病院やドラッグストアよりも求人数が多くなる傾向があります。また、地域によっては深刻な薬剤師不足で悩まれている調剤薬局もあったりと、薬剤師の方からすると転職しやすい分野とも言えるかもしれません。

 

 

ですが、転職で大事なのは、「転職しやすいか」よりも「転職後、後悔しない働き方ができたか」です。調剤薬局の勤務内容やメリット・デメリットにはどのようなものがあるのか、Yさんの転職活動を追いながら見ていきましょう。

調剤薬局の勤務内容

Yさんは人材紹介会社のキャリアコンサルタントに会って、調剤薬局の主な業務内容について確認しました。キャリアコンサルタントからお話しされた調剤薬局の業務内容は、大きく以下の4つがありました。

 

 

その1) 処方箋の受付、および調剤

「こちらが調剤薬局のメインの業務と言えるでしょう」──キャリアコンサルタントはそう前置きを入れた後、処方箋の受付、調剤についての業務内容を説明してくれました。

 

「処方箋の受付」とは、患者さんからの処方箋を受付け、薬歴や既往歴、アレルギーなどをチェックする業務です。不明な点があれば病院やクリニックの医師に問い合わせた後、処方箋にしたがって調剤を行ないます。処方箋の内容は処方される医院、診療所によっても異なるので、転職したすぐあとですと、慣れるまでは少し苦労される方も多いようです。

 

 

その2) 調剤した薬の鑑査

「調剤薬のダブルチェック、トリプルチェックが一般化されてきた中、『調剤した薬の監査』も薬剤師の大事な業務内容のひとつになります」とキャリアコンサルタントの方が続けました。調剤した薬剤師とは別の薬剤師が、調剤薬の鑑査を行ないます。主な確認項目は薬の種類と分量、薬を入れる袋に記載されている内容などになります。

 

最近では鑑査にコンピューターを利用する薬局も増えてきているようです。

 

 

その3) 「服薬指導」とお会計

処方、監査を終えた処方薬は患者さんに渡し、その後薬剤情報提供書に基づいた説明を行ないます(服薬指導)。薬剤師の方はここで患者さんに薬の飲み方や効果などを伝え、患者さんからの質問があれば対応する必要があります。そして、最後にお会計をして料金を受け取り、領収明細書を渡します。

 

 

その4) 在宅医療に関連する業務

「調剤薬局における薬剤師の業務はそれだけではありません」──キャリアコンサルタントはYさんに言いました。

 

 

最近、増えているのが在宅医療関連の業務を行なう調剤薬局です。「在宅業務」とは調剤薬局の薬剤師が医師の処方箋に応じて調剤を行ない、患者さんの自宅まで届けて服薬指導や薬剤管理を行なうといったものです。高齢化社会になるにつれ、近年薬剤師の在宅対応の需要が高まってきたことから、このような業務を設ける薬剤師が増えてきました。

 

 

「調剤薬局での薬剤師業務も、結構いろいろあるものなんだな…」──Yさんは心の中でそうつぶやきました。(これは、しっかり調べたうえで求人の応募をしないと、後で後悔するかもしれない)と思ったYさんは、続いて「調剤薬局勤務でのメリット、デメリット」についても確認することにしました。

薬剤師が調剤薬局で働くメリット

患者さんから感謝されるなど、やりがい、充実感が大きい
調剤の経験、スキルを積める
休日が一定確保されている(他の薬剤師勤務と比較して)

薬剤師としての業務で「仕事のやりがい」を求められる方にとって、調剤薬局勤務はその希望を叶えやすい職場と言えるでしょう。なぜなら、調剤薬局に勤務されている薬剤師の方の感じるメリットとして、「薬剤師としての手応え」「充実感」と答える人が多いからです。

 

 

患者さんの多くは行きつけの薬局があり、そこで定期的に薬剤師の方と直接コミュニケーションを取られています。患者さんから必要とされ、感謝される立ち位置ということもあり、更には自身の調剤した薬の効果をダイレクトに感じられるというところも、調整薬局勤務の「仕事のやりがい」に大きく繋がるところでしょう。また、調剤業務が多いことから、調剤の勉強につながる、経験を積めるといったメリットもあります。

 

 

更には、調剤薬局の勤務は病院やドラッグストアと比較して休日が一定確保されている、残業が(相対的に)それほど多くない、といった点も挙げられます。「仕事と家庭を両立したい」という点を大切にされる薬剤師の方は、調剤薬局での勤務がマッチされやすいのではないでしょうか。

薬剤師が調剤薬局で働くデメリット(不満の声)

Yさんは続けて、薬剤師が調剤薬局で働く際のデメリット(不満の声)も確認してみました。

 

業務中は調剤や監査に追われて仕事がハード
勤務時間の割には給料は多くない
(人によっては、)女性ばかりの人間関係がつらい
仕事がやや単調

「現在調剤薬局勤務の薬剤師の悩みとして最も多く挙がるのは『一日中調剤に追われて仕事がハードだ』ということです」と、キャリアコンサルタントはYさんに伝えました。実際、一つの調剤薬局で働く薬剤師さんの数はあまり多くないというケースが多く、1人の薬剤師が一日で裁ける処方箋枚数は「1日平均40枚まで」と言われていますが、薬剤師さんの数が少ない調剤薬局では一日に1人で平均70枚裁いているというところもあるとのことでした。

 

 

次に多いのは、「勤務時間の割に給料が少ない」という不満でした。調剤薬局の薬剤師の年収は地域や規模により平均年収は350万円から600万円とかなり差がありますが、特に昨今では調剤報酬のマイナス改定に伴い、年収がダウンになるといったケースもあるようです。

 

 

「女性ばかりの人間関係がつらい」という不満も男性女性共に多いようです。調剤薬局は基本的に小規模ですので職場も数人で回すこととなりますが、そういった環境では人間関係の状態が働く人たちにとってとても重要になりがちです。

 

 

最後に挙がってきたのは、「仕事が単調」という不満でした。処方箋に従って薬を調剤するという作業は単調でありながらもミスは許されません。ですが、一日の多くは処方箋の調剤や監査といった業務にあてがわれるので、仕事内容の多様性を求める方からすると、業務の単調さがストレスになってくることもあるということでしょう。

 

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ここまで確認を取った後、Yさんはだんだんと悩み始めました。「そもそも、自分は年収を更に上げようと思って転職活動を始めたんだよな…調剤薬局勤務のメリット・デメリットはよくわかったけれど、果たしてこの分野が、自分が求めている転職先だろうか…」

 

 

浮かない顔をするYさんをみて、キャリアコンサルタントは言いました。「…それではドラッグストアでの勤務はどうでしょうか。最近では調剤薬局が併設されたドラッグストアも増えてきており、薬剤師の方々を必要とされているケースも多くあります。良かったら確認してみませんか?」──Yさんは、続けてドラッグストアの勤務内容、メリット・デメリットも確認してみることにしました。

調剤薬局併設ドラッグストアでの勤務内容と、メリット・デメリット

調剤薬局併設ドラッグストアの勤務内容

 

その1) 一般医薬品(OTC)の販売

ドラッグストアでは、医師の処方箋を必要なく一般に市販できるOTC医薬品を販売しています。OTC医薬品にもいくつか種類があり、その中ののうち第一類医薬品は薬剤師がいないと販売できません。つまり、ドラッグストアにて主に薬剤師が勤務するのは第一類医薬品を取り扱うストアということになります。

 

 

お客様に第一類医薬品を販売する際、薬剤師はその薬の効果効能や使用上の注意、副作用などについて説明します。もちろん、それ以外に店頭に並ぶ医薬品や商品についても、お客さんに求められた場合は説明を行なうのも仕事となります。

 

 

その2) お客さんの健康相談に対応

ドラッグストアを訪れるお客さんは、持病のある方から健康予防の方など幅広くいらっしゃいます。そういったお客さんから健康相談や質問を受けたら、薬剤師の立場から説明やアドバイスを行ないます。また、薬剤師はお客さんの体調や症状を聞き、ニーズに合った薬の提案をする役割もあります。

 

 

そのため、ドラッグストア勤務の薬剤師の方には、お客さんとの会話をスムーズに進められるコミュニケーション能力や、相手に分かりやすく説明するトーク能力が必要になってきます。

 

 

その3) 調剤薬局としての業務

調剤薬局併設型のドラッグストアの場合は、前述した調剤薬局としての業務(処方箋の受付・調剤・監査、服薬指導、会計等)も含まれてきます。

 

 

その4) その他の業務

そのほか、ドラッグストアの店舗によっては、薬剤師の方もレジ打ちや商品の陳列や整理といった、いわゆる「品出し」、在庫管理、発注業務などを行なうところもあります。

薬剤師が調剤薬局併設ドラッグストアで働くメリット

給料、年収が高め(他の薬剤師勤務と比較して)
お客さんの層が幅広く、いろいろな人と出会え、感謝してもらえる
仕事内容が幅広く、調剤以外にも様々な業務に触れられる

「給与面を考慮してドラッグストアへの転職をされる薬剤師の方は多くいらっしゃいます」と、キャリアコンサルタントは説明しました。「ただし、通常のドラッグストアでは販売業務がメインとなりますので、調剤業務など薬剤師専門の業務にもきちんと携わっていきたい」という場合は調剤薬局併設型のドラッグストアをお探しになるとよいと思います。

 

 

調剤薬局併設のドラッグストアでは、様々な業務に携わることができますので「仕事が単調」ということはほぼ無いでしょう。かつ、お客さんから健康相談の相談を受けるなど、幅広い客層とのコミュニケーションを取れますので、そういった点でのやりがい期待できます。なにより、Yさんの狙いでもあった収入UPも、調剤薬局併設ドラッグストアでは期待できそうです。

薬剤師が調剤薬局併設ドラッグストアで働くデメリット(不満の声)

調剤に関わる時間が短い
お客さんとコミュニケーションをするのが大変・苦手
土日が休みでないことが多く、プライベートを充実させるのが難しい
常に売り上げへのプレッシャーがある

「調剤薬局併設ドラッグストア勤務の薬剤師の方の一番の不満は、『調剤に関わる時間が短い』ということでした。ドラッグストアは医薬品だけでなく日用品も数多く販売していますから、調剤に関与しないものを扱うことも多いということですね。また、薬剤師といえどもお店のスタッフとして、店舗全体の売上を考えることが求められます。ドラッグストアに努められた薬剤師さんでは、本来の薬剤師の業務とはかけ離れた業務(レジ打ち、品出し等)に戸惑ってしまう方も少なくないようです」──と、キャリアコンサルタントの方はYさんに説明してくれました。

 

 

その他、「お客さんとコミュニケーションをするのが苦手」という方は、ドラッグストア勤務はあまり向かないかもしれません。と言いますのは、ドラッグストアは薬のことについて質問したいお客さんにとっては最も敷居の低い場所ということもあり、そのためお客さん(健康な方も、持病のある方も含めて)から、自分にはどの薬が最適か質問されるような機会が多く訪れるからです。その他、日用品以外についての質問や何気ない悩み相談を受けることも多いようです。

 

 

また、ドラッグストアは基本土日も営業していますので、休日に家族との団らんを大切にしている方からすると、「プライベートが充実できない」といった不満も挙がりやすいようです。ちなみに、ドラッグストア薬剤師の勤務形態はシフト制が基本となっており、かつ年中無休のドラッグストアが多く、薬剤師さんの数が極端に少ない店舗では土日に確実に休みをとることは難しそうです。

 

 

あとは、いわゆる門前薬局と異なり接客対応や顧客満足度が売り上げに影響しやすいドラッグストアでは、それだけスタッフの売り上げへのプレッシャーは大きくなってきます。なかには、売り上げにノルマを設けているドラッグストアも少なくないようですので、ドラッグストアへの転職をご検討の際はそのあたりの条件も確認しておくとよいでしょう。

 

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まとめ 自分の働き方に合った、転職先選びを

「ありがとうございます。とても参考になりました」──Yさんはキャリアコーディネータにお礼を言い、その後家に戻りより具体的に転職先の候補を選び出しました。Yさんは当初の転職の目的として掲げていた「収入UP」を踏まえ、調剤薬局併設ドラッグストアへの転職をしようと考えました。お客さんとのコミュニケーションもそれほど苦にならないYさんにとって、多少忙しくても年収が一定高く、様々な業務に携われる調剤薬局併設ドラッグストアのほうが自身に向いていると考えたのです。

 

 

──数か月後、晴れて調剤薬局併設への転職が決まり出勤も開始されたYさんは、新しく覚えることが多いながらもやりがいをもって業務に臨めているとのことです。

 

 

「病院勤務も、調剤薬局勤務も、ドラッグストア勤務も、それぞれメリット・デメリットがあります。その中で転職先を決めていくには、『どの分野が自分の働き方に合っているか』をしっかり考えて、行動することが大切だと思います」

 

 

Yさんは明るい表情で、そのようにお話しされました。

 

今回、Yさんの転職活動と合わせて薬剤師の調剤薬局・およびドラッグストアの勤務についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。Yさんが最後にお話ししていたように、どの職場も、メリット・デメリットは存在します。その際に、転職される方はご自身の「大切にしていきたいこと」──つまり、優先順位をしっかり定めて、取り組まれることが望ましいでしょう。

 

最後にもう一度、調剤薬局の求人、調剤薬局併設ドラッグストアの求人それぞれに強みのある転職サイト(紹介会社)をご紹介しておきます。転職活動の際に、よろしければぜひご活用ください。

 

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